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室町の加納株式会社


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大島紬の制作工程

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図案 図 案
大島紬は着物の柄を絣(かすり)によって織出していかねばなりません。 原図を基に糸の密度などに合せ、織物の設計図である図案(製図)にします。

加納の図案は、創り手側には大変やっかいな図案ですが、常に大島紬の絣という枠の中で美しさの限界に挑戦しています。
糊 は り
「締機」で絣を締めるために、必要な本数の糸を揃えて糊で固めます。糊は「ふのり」と「イギス」を混合したものです。 糊加減が織物の風合に大きく影響します。

固すぎると締機にかけたとき折曲げるところで折れ目が出来てしまいます。 引っ張りすぎると縮んでしまいます。天気の良い日は柔らかめの糊を使います。
糊貼り
締機 締 機(しめばた)
大島紬は経緯のこまかい絣糸が地模様をつくっています。 糸を染める時に染料が染まらない部分を作る為におこないます。

締機に木綿の細い糸を経糸として掛け、これに絣糸になる練糸を束にして糊づけしたものを緯糸として、製図された模様通りに織っていく・・・・・、 つまり経の木綿糸で緯糸の絣の部分を締めつけ、括りの役目をさせるのです。

糸染のとき染料がしみこむため、打込みには特に力を必要としますので、男の仕事です。この作業だけで2から3ヶ月かかります。 袋締という特殊な締め方の場合は8ヶ月もかかるものもあります。この状態のものを絣莚(かすりむしろ)といいます。
テーチ木染・泥染
泥染大島の黒褐色は古来の草木染で染色されます。 染料になる植物テーチ木の幹や根を小さくチップ状にして大きな釜で12時間位煮て、一晩おいて水分を蒸発させた後、翌日再び煮つめ、 この煎液を別の容器に少しずつとり、地糸(絣のない黒色の糸)や絣筵を染めるのです。

糸は揉んだり叩きつけたりし、染液を替えながら約20回繰返すうちに、次第にテーチ木のタンニンを含んだ赤褐色に変わっていきます。


こうして染められた糸は、今度は泥田で染められます。 テーチ木のタンニン質と泥の鉄分とが化合して、糸はやわらかくこなされ、 独特の渋い黒褐色に染めあがるのです。化学染料(1回で染色可能)で染めた大島紬ではこの味はつくれません。

こうしてテーチ木染と泥染を4~5回繰返すうちに(合計80回~100回)カラスの濡れ羽色のようなしっとりとした色合いの染色が出来上がるのです。
テーチ木染 泥染
準備加工 準備加工
締機や染色を除く、機織りのための準備工程を大島では「加工」といっています。 これには細分化すると28もの作業工程があります。

主なものは整経、糸繰り、糊付け、糊張り、部分脱色、摺込み染色、絣筵解き、綾拾い(柄合せ)などです。 こうしてできた絣糸は、経緯別にそれぞれ絣糸と地糸の準備工程を経て織にまわされます。
製 織
大島紬は高機(たかはた)の手織です。こまかい絣模様を合わせなければならないので細心の注意と勘がものをいいます。 およそ7cm程織込んでは経糸をゆるめて、絣のずれ1本1本丹念に針で調整していきます。 不鮮明だった柄が1本の針をもった指先によって、みるみるくっきりと浮かび上がります。

一見、柄が詰まっている織物の方がむずかしいようですが、柄と柄の間隔が長くあいていて、それが曲線になっていたりすると、 無地場の部分の打込み方によっては次の模様と合わなくなります。初心者は柄の詰まった単純な幾何学模様から馴染んでいきます。 普通一反織り上げるのに40日、長いものですと2ヶ月以上もかかります。
製織
証紙 検 査
織上げられた大島紬はすべて、本場奄美大島紬協同組合(鹿児島産は本場大島紬織物協同組合)の検査場にもちこまれ、 長さ、織り幅、絣の揃い具合、織キズ、色むら、重さなど、20項目に及ぶ検査を行ない、合格品には規定の証紙に合格印を捺します。

なお加納の商品は事前に各工場内でも同様の検査を行っています。これは、検査場より厳しい加納の検査に合格するためです。
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